わたしたちは、産業廃棄物の適正処理と資源の有効利用をテーマに人と地球にやさしい持続可能な循環型社会の育成に貢献します。 わたしたちは、産業革命以降、大量に生産する技術と流通させる手段を飛躍的に発展させてきました。しかし、廃棄物投棄、CO2の増加による地球温暖化など、環境汚染や環境破壊という大きな負の遺産を残してきました。廃棄物は累積的に増えつづけ、地球資源の限界も明白になってきました。
今日、わが国では、一般生活ゴミの総排出量が毎年約5,000万トンであるのに対し、産業活動にともなって排出される産業廃棄物の総排出量は毎年4億トンにも達しています。 わたしたちは、生産し消費するという一方向の流れのなかで経済活動を営み、廃棄物の適正処理をしたり再資源化したりという仕組みを育ててきませんでした。
排出事業者が産業廃棄物の処理を委託する際にマニフェストに産業廃棄物の名称、 数量、運搬業 者名などを記載し産業廃棄物の流れを自ら把握・管理する仕組みです。 産業廃棄物が処理されたことを最後まで簡単にチェックすることができ不適切な処 理による環境汚染や社会問題となっている不法投棄を未然に防止できます。
排出事業者は、産業廃棄物の収集運搬、処分委託時、必ず廃棄物管理票(マニフェ スト伝票)を 交付する事が義務付けられています(管理票の交付に代えて電子マ ニフェストも使用できます)。
排出事業者がマニフェストを交付していない場合、また、マニフェストの写しの送 付を受けなか った場合で、不法投棄などの不適不正処理が生じた際には、排出事 業者にも現状回復の為の措置 命令がかけられるようになりました。さらに、この 命令を履行しない場合は、罰則が適用されま す。また、マニフェストに虚偽記載 し、又は電子マニフェスト使用の場合に虚偽の登録を行った ときは、50万円以下 の罰金に処せられます。